EDUCATION

教育制度

               

一人ひとりが自分の目標を見つけて高度な知識と技術を身につけられる教育プログラムがあり、確かな安全性とすぐれた専門性が求められる看護職を支え、育てます。

教育理念

一人一人の人権を尊重し、信頼と安心安全な看護を提供できる看護職を育成する

教育方針

  1. 患者・家族の意思を尊重し支援できる看護職を育成する
  2. 根拠に基づいた看護が提供できる看護職を育成する
  3. 専門職として自律・自立し、責任と役割を自覚した行動がとれる看護職を育成する
  4. クリニカルラダーと連動した教育を行い、看護実践教育を高め、さらにキャリア開発を支援する

クリニカルラダーシステム

大学病院にふさわしい知識と技術を習得し、それぞれが目指す領域で活躍できるように支援する体制を整えております。キャリアに応じて求められるスキルを自分のペースで無理なく学び、ジェネラリスト、管理職、さまざまな専門領域へ高められることが特長です。

ラダーI

ラダーI
患者さんにとって良い影響を与えられる看護師に。

入職1年目、ラダーを取得するまでは、とにかく目の前のことを言われた通りに実践することで精一杯でした。ラダー取得後は自分ができること、できないことの判断ができるようになり、いかに先輩方と連携して看護を実践できるかということを意識するようになりました。普段の仕事では、自分が今どのくらいの能力があるのかを意識することはありませんが、ラダーを取得できたことで自信がつき、「チームの一員としてもっと頑張ろう」というモチベーションが上がりました。忙しい業務の中でも、先輩方はそれぞれの患者さんに寄り添った的確な看護を実践されており、それによって患者さんが変化されていく様子をこの1年半でたくさん見てきました。高い観察力と看護実践能力を身につけて、私も先輩方のような着実で温かい看護を実践できるようになりたいです。まずは「自分で考えて行動ができる」というラダーⅡレベルに到達できるよう、日々努力したいと思います。

橋本 百合寧 / 東病棟7階(婦人科・乳腺内分泌外科) / 2023年入職

ラダーII-1

ラダーII-1
教える責任感が自身の学びのモチベーション。

これまで指導やマニュアルのもと、先輩にフォローしてもらいながら看護業務を行っていたのに対し、ラダーⅡ-1では自分で考えて主体的に行動することが求められます。特に所属するCCUでは重症度が高い患者さんによる緊迫した場面も多いため、複数の業務から緊急性・患者重症度・時間指定の有無など複数の事柄を考慮してケアスケジュールを立てることが重要に。患者状態をアセスメントして、安全なケア方法を選択するよう常に気を張って業務にあたっています。また後輩や実習生へアドバイスをする機会も増えるため、先輩から教えてもらったことを実践しつつ、正確な知識や技術を伝達できるようにならなければいけません。ラダー制度は今の自分がどう動けばいいのか指標になるので、目標が立てやすく評価もやりがいにつながります。今後もより高度な知識や技術を獲得し、ステップアップしながら患者さんに安心な看護を提供できる看護師になりたいです。

福田千尋 / 東病棟5階(CCU)/ 2022年入職

ラダーII-2

ラダーII-2
年齢&経験と共にキャリアを重ねられる環境。

ラダーⅡ-2になったことで、リーダーとして全体を見て他職種と連携をとったり後輩に指導を行ったりするほか、委員会の活動を通して病棟運営にも関わるなど、業務の幅が広くなりました。今はまだリーダー業務に追われることが多いですが、全体を見る視野を養い、先回りして全体のフォローに回れるよう自分に合ったやり方を見つけていきたいです。またこれまで先輩に育ててもらった分、自分も後輩を育てたいという思いも強くなり、来年度はプリセプターになることが目標に。今後は先輩の指導方法や後輩との関わり方を学びながら自分の知識や技術で曖昧なことを減らしていきたいです。ラダー制度は自分のレベルを客観的に見られるので、年齢とともにキャリアを重ねることができることはもちろん、周囲からの評価も大きな自信になってくれます。また心臓血管外科という病棟にいる今、心電図検定やBLS研修を受けてスキルアップにつなげていきたいです。

竹内 理子 / 東病棟6階(心臓血管外科)/ 2021年入職

ラダーIII

ラダーIII
自信とやりがいを持った看護師の育成を目指して。

色々な部署を経て、心臓血管外科病棟での副看護師長も8年目となりました。ラダーⅢは、患者・家族の満足度の高い看護を提供するために、看護実践における役割モデルになることが求められます。看護師たちが自発的に看護に必要な専門的知識と技術を発揮できるよう、チームメンバーを育成するときは一方的に教えるのではなく、自分で考える機会を作り、その考えの根拠を引き出せるような指導になるよう努力しています。たとえ新人看護師であっても、「こうしたい」という思いがあるもの。それを尊重してまずは自分でやってみて、うまくいったらみんなで共有し合い、しっかり評価する。間違えた場合でも、決してネガティブはならず反省点として次に活かしてもらえたら。そんな自らの経験が、成長へつながると信じています。患者・家族のために共に考え、共に成長できるような関係を築ける職場を目指して、今後もコミュニケーションを大切にしていきたいです。

藤元 くる美 / 東病棟6階(心臓血管外科)/ 2007年入職

院内教育計画

新人看護師対象の基礎研修から、ラダー別研修、管理者研修、報告会、自主研修など1年間を通して多くの研修を開催しています。

育児休業復帰支援プログラム

出産・育児で休業された方がスムーズに職場復帰できるように、支援プログラムを設けています。

  • 最近の病院・看護部の新システムの説明
  • 採血・静脈注射(IVナース取得者対象)研修
  • シミュレーション研修(輸液ポンプ、吸引、導尿技術など)